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スワンリバーデージー
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雷鳴が轟くと
20070831235627



8月29日 午後


地響きがするほどの落雷。

近くを走る電車の音も聞こえないほどの雨。

ポンはただただブルブルしていたのであった。
犬のくせに臆病なんだなお前。そう言いながら首を撫でた。

見かねておかんは普段決して入れない家の中にポンを入れることにした。

ひょっこっひょっこと廊下を歩く様は、家の中というポンからしたら憧れであった世界なのだろう、意気揚々として見えた。

玄関横のトイレのドアノブに繋がれたポンは以外にもおとなしかった。ペットボトルをくわえながら。
なんてけな気なんだポン。さいこーだぜお前は!!
そして晴れて夜散歩にでかけた。


今となってはこんなポン馬鹿の僕も、昔は全くもって犬を飼いたいなんて思ったことはなかった。
犬の顔がそれぞれ全然違うことなんかも、気にもしたことがなかった。
柴犬に丸い眉毛があることなど微塵も目に入らなかったのだ。


理由は簡単だった。実は小学生から高校2年までに、3回も犬にかまれた。犬が怖くなっていたのだ。

一度目は、小学校の登校中の近所のミックス。
指先を遠慮なく噛み付いてくれて出血。
夕方飼い主が、ケーキを持って謝りにくるというちょっと
子供ながらにして申し訳ない始末。

二度目は、高1の夏、友達の家のこれまたミックス。
尻尾を振っていたので、近づいて撫でようと近づくと、闘志を剥き出しにした犬歯でジーパンを貫き、見事太ももをくわえて離さなかった。 
それはしばらく歩けないくらいの痛みだった。
そして、その友達から、恐怖の宣告をされる。

「ああ、うちの犬、狂犬病かもしれないんだよね。」

それ危険すぎるっていうか、まずいでしょ。。
まあ大丈夫だったけど。。

3回目は、高3の春だったか、部活の友達、千種区でクリーニング屋さんやってたっけ。の家に遊びにいったとき、帰り際に家の中で飼われていたビーグルにジャーキーと間違えてるんじゃないかと言うくらい、本気で指を噛まれ。無論出血。

犬が苦手になったのは言うまでもなく。



しかしここ2年くらい前から急に柴犬に限って、異常にかわいいと思い始めた。きっかけは今となっては解らないが。

そして犬を飼うことを熱望していたそんなある日、突如、家族の知り合いの家で、もう飼えなくなってしまったのだという柴がいることが判明。
急いでいただきに行って、そこで出くわしたのが、無論ポンであった。

最初、黒柴と知らなくて、びびったもんです。
見慣れない身体で。
そこでその丸い眉毛を初めて意識した。


太古、縄文時代でもすでに人は犬を飼い、生活の中を共にしてきたといわれている。狩猟にも役立てたに違いない。
呼べば帰ってきただろう。



ちなみにポンは紐から離すと、ジャーキーがなくては帰ってこない。。。
そこがまたけな気なのだけど。
でも恐らく、松本家にかなりの癒しを与えてくれている。間違いない。
そうか気づけばしっかり共存している。



ああ後で散歩いってこよう。

散歩中は常に曲つくりのことを考えてて、フンフン言っている。どんなんが必要かとか、作りかけのメロディを反芻してみたりする。ポンがフンするポーズを見逃さないようにしながら。いつでもキャッチできるように。


今日3枚CDを買った。ラブサイケデリコのライブ音源、
WINOのベスト、宮沢和文のソロワーク。夏の中古セールで。
安くて万歳。

9月は沢山曲作る月間なので、がんばりたいね。
あと姿勢を良くする。(笑)
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